人手が不足!!脳神経外科医の現状

脳神経外科医は若い医者が集まりにくいのが現状

若者の外科離れはとても深刻な状況にあり、その中でも脳神経外科医になろうと考える若い人はなかなか増えてこないのが現状です。
そうなってきていることには理由があります。
脳神経外科医を選択する若者が減っているのは、主に以下の理由が考えられるでしょう。

・診療技術を身に付けるまでに時間を要する
・事故や訴訟に見舞われるリスクが高い
・タフな体力や精神力も求められる

地位や収入などステータスにもある程度恵まれるため、医師に憧れる若者は決して少なくありません。
しかし、一人前になるには10年以上の歳月が必要となり、あらゆるリスクが降りかかる上に、勤務環境も決して良いとは言えない医療施設が多いとなれば、脳神経外科医を積極的に選ぶ若者が増えないのは必然と言えるでしょう。

現在の状況が続けば、この分野の医師の高齢化が確実に進んでいきます。
これは脳神経外科分野にとっては由々しき問題です。

しかし一方で、今後さらに求人ニーズが高まることが期待できるでしょう。
若い脳神経外科医の需要はすでに非常に高く、希望通りの就職先や転職先が見つかると言っても過言ではありません。
皮肉なものではありますが、就職や転職を考えた時には、非常に有利な立場となれることは間違いないのです。

脳神経外科医は医療施設以外からのニーズも高いのが現状

脳神経外科医として働くには大きな病院を中心に就職・転職するのが一般的ですが、この分野の医師としての経験を生かすことで活躍できる場は、医療施設だけにとどまりません。
脳神経外科医は手術経験も豊富であり、人体に関するあらゆる知識を持ち合わせているため、そのニーズは幅広い分野に存在していると認識しておいても問題はないでしょう。

・介護老人保健施設
・産業医
・生命保険会社などの医務職員
・製薬会社でのメディカルドクター
・基礎研究職

他の診療科目の医師であっても上記の職を選ぶことはできますが、脳神経外科医の知識と技術は他の分野と比較しても重要且つ貴重であるため、ニーズが高いだけではなく重宝されることは間違いありません。

脳神経外科ではコミュニケーション能力の高さも重要視される

コミュニケーションがあまり得意ではないと感じる若者が増えてきているようです。
脳神経外科医となるためには、このコミュニケーション能力も欠かすことができません。
医師としての必須のスキルと言えるでしょう。

脳神経外科で働く医師は、非常に複雑な手術を行い、それをチームとして成立させます。
患者への対応はもちろん、チームをどうまとめ動かしていくかが手術の成否を大きく左右するのです。
その際に必要になるのが、コミュニケーション能力です。

患者やその家族、医師や看護師等との意思の疎通が図れなければ、適切な治療方針を決めることができず、重要な手術も成功させることができません。

いくら突出したオペ技術を持っていたとしても、それが最大限発揮されるためには、他者とのコミュニケーションを欠かすことができないのです。
脳に関する診療を行うからこそ、よりこの能力が求められることも間違いないでしょう。

脳神経外科分野の医師不足にどれだけ関わっているのかについては判断が難しいところですが、コミュニケーション能力の低下傾向も、この分野を強く志す若い医師が減っていることと関係しているのかもしれません。

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